YKBの介護改革 ~介護業界をより良くするために~

介護業界を少しでも良くしていきたいと考える、自費介護サービス「YKB株式会社」代表のブログです。

~ I live my own life ~
人生を自分らしく生きる

私たちは、高齢者や、障がい・ご病気をお持ちの
介護の必要な方に充実した生活を、
そして、そのご家族の皆様にも、
充実した生活を送っていただくために、
お手伝いをさせていただきます。

起業への道⑭(資本金の額)

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


今回は資本金の額について注意事項です。

前にも記載しましたが、資本金は1円でも設立できます。
しかし、設立するだけで、約26万円かかりますので、やはり現実的ではありません。

資本金は会社を経営するために重要な資金で、会社の信用度にも関わってきます。
会社としての見え方もありますので、最低でも100万円はあったほうがよいかと思います。

又、許認可字義用の中には、資本金の額が許認可の要件になっている場合があります
ので、注意が必要です。

金融商品取引業     :1,000万円~5,000万円
貸金業          :5,000万円
建設業          :500万円~2,000万円
労働者派遣業      :1,000万円
有料職業紹介事業   :500万円
貸物運送事業     :開業に必要な資金の50%
旅客運送事業     :開業に必要な資金の50%
旅行業         :300万円~3,000万円


そして、資本金の額によって税金などに大きな影響があります。
資本金が1億円以下と1億円を超える会社には、法人税率等が変わります。

資本金は多ければ良いというわけではありませんし、少なすぎても事業が成り立たない他、
会社の信用度を下げる可能性があります。

ご自身の事業内容に見合った資本金はいくらなのか、しっかりと検討しましょう。

お泊りデイ届出義務化

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


今回は、お泊りデイ届出義務化について。


来年の介護保険法改正により、市町村が指定する地域密着型サービスに移行する小規模
通所介護について、厚生労働省は利用定員を「18人以下」とすることを明らかにしました。
7月28日に行われた全国介護保険担当課長会議で示されました。

通所介護に続けて保険外の宿泊を行ういわゆる「お泊りデイ」については、指定権者への届出
制、事故の場合の報告制度のほか、介護サービス情報の公表制度による公表を省令で義務
付ける改正を行う方針であるとのこと。


この件について、私は、賛成反対、どちらの気持ちもあります。

事故報告の制度設定や、事業所情報の情報公表制度について、サービスの可視化に繋がり、
質の向上はもとより、利用されるお客様やご家族様が安心されることは明白。
実態として、酷い事業者もあるようですから・・・。

この点については、大賛成。

しかし、反対というか、そこまでする必要があるのかなあと思うのが、指定権者への届出制。
介護保険を利用しないサービス提供を、指定権者へ届出をしなければ実施できないということ
は少々乱暴ではないのかな。

まあ、そもそもが、悪質事業者が存在したからですが。

今後、介護保険費用の抑制に向け、多種多様なサービスを増やしていかなくてはいけない状況
で、民間営利企業の力は、もっと必要になってきます。

このことが、民間参入の減少に繋がってほしくないと願うと共に、営利起業だからこそ、強い倫理観
が必要であることを、全事業者に認識していただきたい。

「驚きの介護民俗学」

みなさま、こんばんは。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


「驚きの介護民俗学」

読んだことある方いらっしゃいますか?
2012年発行の本書ですが、私、購入するも積んでしまっていました。

著者の六車さんは、民俗学を専攻され、東北芸術工科大学芸術学部で准教授をされていた
ようです。
退職後、実家のある静岡県のデイサービスで介護職員として働いているとのこと。

「そもそも介護と民俗学、結びつくのかな?」
というのが、私の正直な感想でしたが、題名にひかれた為、購入した次第です。


読み始めてみると、これが面白い。


抽象的な感想になってしまいますが、
介護する側とされる側が、共に心が解放される(生き返る?蘇生する?)過程が、小説のような
読み応えで、ついつい、のめりこんでしまいました。

又、著者は、「聞き書き」は死の淵にいる利用者へのターミナルケアとしての意味も必然的に持つ
ことになるのではないかと言い切っています。
著者が列挙している具体例をみていると、納得できます。


介護に携わっている方で、読んでいない方は、是非、一読することをお勧めします。


私も、施設介護している時に(購入した時に)、読んでおけば良かったかな。



驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)
六車 由実
医学書院
2012-02-27


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日本がこれから迎える「超高齢化社会」。 国は、地域は、市民は、企業は何ができるか、どう繋がっていくか。考え、交流できたらと思います。
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