YKBの介護改革 ~介護業界をより良くするために~

介護業界を少しでも良くしていきたいと考える、自費介護サービス「YKB株式会社」代表のブログです。

~ I live my own life ~
人生を自分らしく生きる

私たちは、高齢者や、障がい・ご病気をお持ちの
介護の必要な方に充実した生活を、
そして、そのご家族の皆様にも、
充実した生活を送っていただくために、
お手伝いをさせていただきます。

介護現場の接遇マナー

みなさま、こんばんは。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

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●介護現場の接遇マナー

介護という仕事はサービス業ですので、接遇マナーは最低限身につけておかなければならないと私は考えます。

これが中々改善されないのが現実で、正直理解できないところです。

弊社の業務は介護保険外サービスを提供していますので、個人のお宅だけでなく、施設にもお邪魔させていただくことが多くあります。
その中で、気になる接遇をちょっとお話させていただきます。

①お客様にタメ口
大昔の介護現場は、「入居者との信頼関係が築けている証拠」と訳の分からない論理で、タメ口が横行していました。
最近は少なくなってきていますが、未だに散見されます。
又、介護というものが社会に興味を持たれてから、テレビ等のメディアに取り上げられることも多くなってきました。そんな取り上げられる介護施設等は、「細心のケアをしている」「改革的な経営」等、業界の先をいっているからこそ取材を受けているはずです。
そんな施設の職員がお客様を「○○ちゃん」と呼んでいる姿がテレビで流れるから驚愕である。
と言いつつも、私自身だって気を抜くとタメ口を利いてしまいそうになる時があります。これは反省すべき点。
ある心理学者先生の受け売りですが、
・お世話をする立場の人間はお世話されている人間よりも上の存在と考えてしまう傾向にある
・お世話が必要な人に対し「可哀そうだ」というような感情が湧くと言葉が崩れやすい
のだそうだ。
もしかしたら、介護現場は言葉が崩れやすい環境にあるのかもしれません。

②エレベーター内での振る舞い
お客様と職員が一緒にエレベーターに乗るという状況は多々あると思います。
この前気になったのが、エレベーターを降りる時、職員さんが先にさっさと降りて、扉を手で押さえるのかと思いきや、振り向きもせず行ってしまったのを見かけました。
又、エレベーターにお客様が乗っているのに、扉を開けて外にいる職員と仕事の話をしているのを見た時には唖然としましたね。そんな事は降りて話せと言いたかったです。
こういった振る舞いは、そこにお客様がいないのと同じ認識を職員の皆さんが持っているから起こりうるのでしょう。職員本位の業務になっているということですね。
こういったことは、基本的な姿勢だと思うのですが・・・。

③お客様の前で職員同士が仕事とは関係ない話をしている
これはサービス業では考えられないですよね。
自分が行く飲食店やホテルで、そこのスタッフさん同士が自分の前でぺちゃくちゃ話をしていたら、どんな気分になるでしょう。
私だったら、そんな店には2度と行きたくありません。
こういったことが結構介護現場ではあるのです。
施設では安全確保の目的で、食堂等にお客様に集まっていただくことが多くあります。集まっていただく対象は、お一人で歩くと転ぶ可能性が高い方ですとか、認知症を患っている方等です。
お客様が集まってる中、職員同士が「昨日は○○に行ってきた」等、仕事とは全く関係ない話をしていることがあるのです。
そんな無駄な時間があるのなら、仕事しろと言いたくなる時があります。
介護施設での業務はチームプレーなので、職員同士のコミュニケーションは必要ですが、それとこれとは違います。職員同士でおしゃべりする時間があったら、少しの時間でも良いので、天気の良い時は外気浴に行ったり、歩行訓練をしたり、お話するだけでもいい。その方が間違いなくADLの向上に繋がるはずです。

④なぜ悪い接遇マナーが改善されないのか
色々と悪い事例をられるしてきましたが、接遇マナーをしっかりと身につけて介護業務に従事している方も多くいます。私も見本にしたいなあを思う人が沢山いるのです。
でも、介護現場には接遇マナーを身につけていない人も多くいるのが現実。
改善されない大きな理由は、上司がしっかりと教育と指導をしていないことだと思います。
昔と違って、最近の若い方々は、兄弟も少なく、ご近所付き合いもなく、学校でも厳しく指導されないことが多くなってきているので、社会生活に対するスキルが低い人がいます。
特に新卒で入社してきたような若い人たちは、接遇マナーを身につけていないのは当たり前だと思います。
企業は、組織の上司先輩は、そんな若い人たちに教育する義務があるのですが、そこがおざなりになっているように感じます。
そして、現場での業務をしっかりと自分の目でみて、指導すべきところはその都度指導していく上司や先輩が少ない。
接遇マナーを身につけていない職員も悪いですが、そこを教育指導できていない上司や企業はもっと悪いですね。

⑤最後に
このような話をしていると、「介護業界は給料が安いから、課題のある人が働いていても仕方がない」という趣旨のことを仰る人もいます。
私はそれは反対だと思います。
介護職員の質が低いので、社会の中で介護職の地位が上がらず、誰でもできる仕事と認識されているため、賃金が上がらないのです。
「介護」というものをしっかりと学問レベルに引き上げていくことと同時に、介護現場の質を上げていかないことには、賃金は追いついてきません。

介護業界の質向上はまだまだなのかな・・・。









抱き上げ介護が本当に「あたたかい介護」だろうか

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

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●抱き上げ介護が本当に「あたたかい介護」だろうか

スウェーデンやデンマーク等、北欧の福祉先進国と呼ばれる国々の介護方法について、介護業界に勤めるものは研修等で触れることが多くあります。
日本の介護と欧米諸国の介護方法には、大きな違いが1つあります。

それが「移乗介助」です。

欧米での移乗介助は、ほとんどがリフト等の機器を使って行いますが、日本はそのほとんどが「抱き上げ介護」です。
ベッドから車いす、その逆も然り。その他、トイレへの移譲や入浴時もすべて抱きかかえての介護である。

この抱き上げ介護には大きく2つの問題点があります。

先ず、介護者の腰痛問題。
介護の仕事には腰痛がつきものですが、この多くは移乗介護時に起こってしまいます。
中には体の大きな高齢者もいますし、なによりも中腰での介護は、腰に負担がかかってしまいます。

次に、高齢者の身体的負担です。
脇の下に介護者の両手が入ってくることで、皮膚の擦過傷や、酷い時には裂傷に繋がる可能性もあります。

このように、抱き上げ介護には良い点は見つからないのですが、日本の介護からはなくならないのです。
特にベテランの方々は、ずっと抱き上げ介護でしたから、「タイミング」や「声掛け」で問題なくできると考えている人も多いです。
抱き上げでの移乗を上手くできないや移譲で腰が痛い等の意見を口にするものなら、「まだまだ修行が足りない」等のレッテルを貼られます。
介護現場はラーメン屋みたいに(ラーメン屋さんに怒られますね・・・スミマセン)「仕事は見て覚えろ」的な職人気質の職員が多いのも原因と思います。

抱き上げ介護は高齢者にも介護者にも、良いことは何もないという事実を受け止め、日本の介護業界も考えを変えていかなくてはいけないと思います。

そんな中で、オリックスリビング株式会社では、積極的にリフト機器を導入しています。

オリックスリビング株式会社のホームページはこちらから

そんなオリックスリビングの現場職員からは、リフト導入について前向きな声も多く聞こえてきているようです。最初は慣れず、抱き上げての介護より時間がかかることから面倒との声もあったようだが、そんなのは研修で解消できること。利用し続けることで慣れることで解消されること。
介護者は体の負担が減ることで気持ちのゆとりが増え、高齢者とのコミュニケーションも相乗効果で増えているとの話も多く聞きます。
そして、移譲時抱き上げ介護では、高齢者の顔を見ることがほとんどできないが、リフトを使用すれば顔を正面から見据えながら介護でき、これもコミュニケーション増加の一因となっています。

機器を利用することは冷たい介護ではなく、あたたかい介護であるという常識が、早くこの業界に浸透してほしいと切に願っています。


(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)




財務省からの医療介護制度改革

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。



●財務省からの医療介護制度改革


10月4日に財政制度分科会が開催されまして、その資料に目を通しましたが、結構厳しい内容ですね・・・。
以下に資料を掲載します。



同資料の介護部分を読んでいただけたらわかると思いますが、個別機能訓練加算をしていない小規模デイは厳しい運営になることが予想されます。
同内容は財務省からの提言ですが、介護報酬の改定論議の前に必ず財務省からの提言があり、その内容と厚生労働省が開催する介護給付費分科会で議論され、落としどころを見つけています。
これ、改定毎、いつものことです。

ですので、同資料の内容そのままにならないとしても、近い内容で時期改定の内容決定となるということです。

小規模デイサービスは、前回の改定から、撤退事業所が増えていますが、時期改定で更にその数を伸ばすことになりそうです。

そして、「要介護1、2」に認定された要介護度が軽い人向けの調理や掃除など生活援助サービスについて、市区町村事業への移行との内容は、先送りするとの検討に入ったと報道されていました。
毎日新聞:生活援助サービス、移行先送り 国、保険対象継続

でも、先送りするだけで、いずれは移行するわけです。

国の財源が無い中、社会保障はどうなっていくのか。
数年前から論議されてきたことですが、具体的な検討時期に入ってきたようです。

次期2018年度の介護報酬改定は、医療報酬とのダブル改定。

厚生労働省の各分科会から目が離せなくなってきました。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)
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日本がこれから迎える「超高齢化社会」。 国は、地域は、市民は、企業は何ができるか、どう繋がっていくか。考え、交流できたらと思います。
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