みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


「ユマニチュード」
最近人気ですね。関わる研修等も頻繁に開催されています。

私も自社を立ち上げてから、現場でお客様に接することが増えました。
一番難しいと感じること、それは、やはり認知症ケアです。

お一人お一人生きてきた環境も違いますので、周辺症状の出るきっかけも違います。
個々に対応することだけでも難しさを感じますが、お客様へのケアが本当に合っているのか、日々葛藤しています。
改めて自分の介護を振り返ってみる一つの指針として、改めて「ユマニチュード」を勉強してみたいと思います。

ユマニチュードのケアには4つの柱があります。

先ず1つ目、「見る」。
単純に見るではなく、職業人として見るということ。

これ当たり前ですが、結構難しいと思います。

仕事から離れて考えてみましょう。

私は、家族や友人と話をする際、しっかりと目を合わせていることが少ないかもしれません。
いわゆる「ながら」というやつです。
テレビを見ながら、車を運転しながら、歩きながら、食事をしながら・・・。
視線は他のものにいっていますが、そこに他者がいるという認識がありますので、会話ができます。

デスクワークの際も、パソコンを使いながら話をすること、電話をすることに慣れてしまいました。

この感覚のままで介護をするのは完全にNGでしょう。

お客様のお部屋に入り、カーテンを開けながら、簡単なお部屋の整理をしながら、ベッドで寝ているお客様を見ながら話しかけても駄目ですね。

この「見る」というのは、自分が見るのではなく、相手の視界に入る、相手が見るということです。
猫背の方には、下から見上げるように、ベッドで壁の方を向いている方には、ベッドと壁の間に入って、相手の視界に入る。

限られた時間の中での業務ですので、おざなりになりがちですが、しっかりと視界に入る。

これは必ず守るよう努めています。


ユマニチュード入門


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