YKBの介護改革 ~介護業界をより良くするために~

介護業界を少しでも良くしていきたいと考える、自費介護サービス「YKB株式会社」代表のブログです。

介護業界をより良くするために

~ I live my own life ~
人生を自分らしく生きる

私たちは、高齢者や、障がい・ご病気をお持ちの
介護の必要な方に充実した生活を、
そして、そのご家族の皆様にも、
充実した生活を送っていただくために、
お手伝いをさせていただきます。

誰のための介護か

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

pixta_23422164_S














・誰のための介護か

具体的な題名では無いので、ちょっと内容が分からないかもしれません。

誰のための介護か。
誰に向いて仕事をしているのか。
介護職として感覚が麻痺してしまっているのではないか。

施設系の介護現場で働いていると、このような疑問が湧いてくる言動を見聞きすることが多々あります。
例を挙げさせていただくので、読んでいただいた方と一緒に考えることができたらなあと思っています。

①他の職員に怒られるからちゃんと仕事する
「今日は○○さんがと一緒に仕事だから、きれいにしなきゃ」と言いながら、利用者の排泄介助や更衣介助をする。結果的に利用者に対しきちんと介助をするのだから良いのかもしれないけど・・・。その利用者の意思は、気持ちはどこにあるのでしょうか。目の前の人に対し、その人が気持ちよく生活するために、それだけを考えて介護をすれば良いだけなのに、他の職員に怒られないように注意されないように介護をするというのは、本質から外れているとしか思えません。

②家族が面会にくるから整容をする
面会に来るご家族の中には、面会前に電話連絡をしてくれる方が多い。施設の行事や自分の家族のスケジュールに合わせて面会に来ることがその理由だけど、介護施設側は違う。「○○さんのご家族がくると電話が来ました」と連絡を受けてから、その利用者のお部屋を整理したり、服を整えたり髭を剃ったり・・・。誰のために介護を行っているのか。施設は生活の場なので家と同じ感覚になっていただけることは嬉しいことですが、介護職員側の勝手な判断があってはいけないと思います。利用者の個室内はプライベートな空間ですが、個室を一歩出て共用部にでれば、そこはプライベートな空間ではなく、パブリックスペースです。自分たちもそうですが、家から出かける時はしっかりと身だしなみを整えますよね。利用者も同じ。朝起きてパブリックスペースに出る際は、しっかりと整容するべきで、自分で出来ない方には介護職員がしっかりとお手伝いするべきなのです。普段は髭も伸ばしっぱなしなのに、家族が面会に来るから急いで整容をする。本末転倒。誰に向いて仕事をしているのでしょうか。

特に②に書かせていただいたことは、多く見聞きします。そして、それが悪いことと感じている人が少ないのです。認知症をお持ちでご自分の意思を伝えられない方々に対し、人としてしっかりと向き合っているのか疑問です。
昨今、介護現場で問題になっている虐待。
その虐待の一歩手前の「不適切ケア」。上記に書かせていただいた内容も十分「不適切ケア」に該当すると思います。

介護現場で働いていない人は「そんなことあるのか」と驚く方もいるかもしれません。
私が見てきた関係してきた施設では、程度の差こそあれ、必ずあったかなあと。

誰のために仕事をしているのか、誰に向いて仕事をしているのか。

普段の自分の仕事、自分の働く他の職員の仕事を振り返り、身に覚えがあったら、意識改革から始めていただけたらと、切に願います。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)
















タ職種連携が出来ている介護施設は居心地が良い

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

pixta_13149764_S













●タ職種連携が出来ている介護施設は居心地が良い

介護業界は離職率が高いです。
退職理由は賃金や会社の経営方針等への不満以外に、職場の環境も大きなパーセンテージを占めています。
離職を少しでも防ぐため職場環境を良くするためだけでなく、仕事の効率化や利用者満足度の向上に繋がる策があります。
それは、多職種連携です。

介護サービスを提供する上で、多職種連携はつきものです。
利用者お一人お一人のカンファレンスには介護職・ケアマネージャー・看護職・PT・OTなどなど、様々な職種が参加し、利用者への介護内容を検討していきます。

私がここでお話するタ職種連携とは、このようなことではなく、職種の枠を取っ払って、皆で仕事をこなしていく連携のことです。

介護現場には、介護職・ケアマネージャー・看護職・PT・OT・福祉車両のドライバー・営繕職・清掃担当職員・事務員・管理職と、様々な職種が働いています。

資格が無ければできない仕事も多々あるので、すべての業務をシェアできるわけではありません。

利用者への身体介助は介護職に限らず看護職も手伝うとか、清掃は清掃担当の職員だけではなく、気づいたものがするとか、施設の修繕担当をする営繕職員の業務も、出来る者は他の職種が行っても良いですね。
介護施設は、利用者への直接サービスと同量ほどの間接業務がありますので、その部分は皆で助け合うことが必要ではないかなあと感じます。
特に管理職は、現場経験がある方がほぼ多数だと思いますので、事務仕事や営業だけでなく、現場の手伝いもしてよいですよね。
実際私が介護施設のホーム長をしていたころは、現場にでると嫌がられ、実際のところあまり手伝っていなかったので、偉そうなことは言えませんが・・・。

私が今まで働いた施設、出入りした施設で、「ここの施設は空気が重いな」と感じる施設は、上段に示した職員間の連携が出来ていないことがほとんどでした。

そんな空気の悪い施設の職員さんたち。
介護職員は「忙しいんだから事務所にいる人達や看護師たちも手伝ってくれればよいのに」と愚痴を言い。
看護職員は「看護職は現場を手伝う時間は無い。報告だけくれれば良い」と、古い習慣で介護職は看護補助的と割り切っている人がいて。
事務所にいる人達は、「私たちも忙しいんだから手伝えない」と事務所から出ることがほとんどなく。

このように、お互いがお互いをけん制してしまっているのです。

ここまでくると、助け合いの精神というものは全くなくなります。
職種間が上手くいかず、同職種同士では、他職種の悪口を言う。
ただでさえ忙しく大変な仕事ですので、このような職場環境になると、働き続けたいと感じなくなってきますよね。

逆に皆が自身の仕事をしっかりとこなしながら他の仕事も手伝う環境が出来ていると、職場の雰囲気が明るくなるのです。
誰でも助けられると悪い気持ちはしません。この前手伝ってもらったから、今度はお返しをという環境が出来てきます。
職種の壁がなくなると、職員同士の助け合いと思いやりが自然と出てきます。

このような環境の職場では、カンファレンス等の会議でも、活発な良い意見が交わされる傾向にあります。

良いサービスが提供され、施設の雰囲気も明るく、職員も定着している。こんな介護施設で生活を送っている利用者は、満足されているのではないでしょうか。

もし、介護施設で働いている方が読んでくださっていて、職場の環境が悪いのであれば、先ずは自分から、周りに手助けや思いやりを。

介護業界を良くしていくには、先ず、自分の周りからです。

一歩一歩、地道な作業となりますが。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)




介護職は誰が何と言おうと誇りの持てる仕事である

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

pixta_25541714_S













●介護職は誰が何と言おうと誇りの持てる仕事である

介護という仕事。
世間一般的な意見として、「誰でもできる仕事」と思われています。
日本国民の多くが多世代で生活していた頃、平均寿命も今より短かった頃。
祖父母のお世話は家族がしていました。
介護は、そのお世話の延長線上との認識なのでしょう。

しかし、現場で働いている介護職の方はわかると思いますが、利用者に介護サービス提供をする際、簡単に、安易に提供していませんよね。

利用者お一人お一人の抱える病気や障がいの度合い、今までの生活環境や家族構成等の生活背景。
お一人お一人の価値観。
その人に合わせ、必要なサービスを設定し、実行し、成果を測定し、必要に応じて修正を加える。
そして、そのサービスは提供側の押し付けではなく、利用者や利用者家族のニーズに応えていなければなりません。
そして、サービス内容に満足していただかなくてはならないのです。

とても難しく、やりがいのある仕事と思います。

この仕組みを実行していくために、アセスメントやタ職種でのカンファレンス等、サービス提供以外の仕事も多くあるのです。

この部分を知らずに、介護は誰でもできると言っている人も多くいるのではないでしょうか。

残念なのは、介護職自身からも、このようは発言が聞かれることです。

介護の仕事に就くにはハードルが低いです。
社会福祉や介護の勉強をしてこなかった無資格者でも簡単に就業できる業界です。
こういっては何ですが、何も勉強してこなかった人、就業後も勉強しない人たちが、自分の仕事である介護のことを蔑む言葉を発信してしまうのです。

それとは別に、就業形態にも関係があると考えます。
パート比率の高い業種であり、また、平均年齢も高い傾向にあります。
パートでも、ある程度年を重ねた方でも、意識の高い方は多くいます。
が、生活の為、短時間勤務やパートタイマーという形態を選択し、とにかく与えられた仕事・時間をこなす方もいます。このような方を否定するわけでなく、こうゆう短時間勤務の方々がいてこそ、現場は廻っている現実があるのです。

若干、支離滅裂になってきましたが・・・。

誇りを持って仕事に向かうことができる業界になるには、先ず、現場介護職が一人一人意識を持って勉強に励み、企業は大学等の研究機関と共同し、様々な研究事例を積み重ね、介護が学問として認められるとまではいかなくても、もっと学問に近づき、介護職就業の敷居が高くならなくてはと思います。

「介護業界は人員不足だから敷居を低くする」ではなく、敷居を高くし業界が地位向上していくことで、賃金も追いつき、意識の高い人材が集まり定着できていくのではないかなあと。

私も頑張ります。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)

「不適切ケア」って言葉にずっと違和感がある

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

pixta_17430269_S













「不適切ケア」って言葉にずっと違和感がある

高齢者虐待。自宅でご家族が起こしてしまうことが多いですが、介護施設内での発生件数も少しずつですが増えてきています。

高齢者虐待を撲滅するため、介護事業者は様々な方法で、職員育成に励んでいます。

その研修内容に、「虐待をなくすには不適切ケアのうちに虐待の芽を摘み取る」という言葉をよく見ます。介護職員の方なら、一度は必ず聞いたことがあるのではないでしょうか。
この不適切ケアの範囲がとても広く、そして、介護現場で多く見かけるのが現状です。

下のYouTube動画。
神戸市作成の研修動画です。
私が今まで見てきた中で、実情に沿った良い内容だなと感じましたので、ご紹介させていただきます。
見たことが無い方は、一度見てみてください。



見た感想はいかがでしょう。
「自分の働いている現場でも、近い内容を見たことがある」や「近いケアをしていたかもしれない」という方が多いのではないでしょうか。
実際、虐待が起こってしまった現場では、このような不適切なケアが横行していて、虐待まで発展してしまったケースが多いようです。

この不適切ケア。介護職員には常識的な言葉ですが、介護を受ける高齢者やそのご家族は聞いたことが無い方が多いでしょう。そして、こんなケアが横行しているということも知らないでしょう。

介護施設で働いている職員は、虐待を発見した場合は通報義務があります。
しかし、この不適切ケアを発見しても行政への通報義務もありませんので、各現場で解決していかなくてはいけません。

上段でも申しましたが、不適切ケアは範囲が広く、また、悪いことをしていると気づいていない方も多い。

私が今まで一番見てきた不適切なケアは、お客様を無視して(無視していると認識している方が少ない)職員同士話をしているという場面です。
複数のお客様に食事介助を複数の職員が行っている際、職員同士が話をしているのです。仕事の話ならまだしも(仕事の話もNGですよ!)、「昨日○○へ行ってきた」等、プライベートの話をしているなんてことも。そこにお客様がいるのに・・・。逆の立場になって考えてみれば、簡単に理解できるでしょう。自分がレストランで食事をしている時に、ウエイターさん同士が話をしていることなんてありますか。ないですよね。サービス業としてあってはならないことなのです。このような行為に発展してしまう背景には、認知症を患っている方は理解できないのではという考えも見え隠れします。根本の認識がこのような状態で、高齢者の尊厳が守れるのでしょうか。
見かけるたびにいつも怒りを感じます。

私も一介護職員として、このような現場だけではなく、素晴らしいケアをしている現場も多くあるということは胸を張って言いたいと思います。

不適切ケアという言葉でごまかさないでほしいと思います。
介護職員一人一人、自分のケアを振り返ってもらいたいと思います。
介護現場の長は、現場をしっかりと見て回って、不適切ケアの芽を摘んでほしいと思います。

介護現場がより良くなるために。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)

介護現場の接遇マナー

みなさま、こんばんは。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

pixta_18105900_S



























●介護現場の接遇マナー

介護という仕事はサービス業ですので、接遇マナーは最低限身につけておかなければならないと私は考えます。

これが中々改善されないのが現実で、正直理解できないところです。

弊社の業務は介護保険外サービスを提供していますので、個人のお宅だけでなく、施設にもお邪魔させていただくことが多くあります。
その中で、気になる接遇をちょっとお話させていただきます。

①お客様にタメ口
大昔の介護現場は、「入居者との信頼関係が築けている証拠」と訳の分からない論理で、タメ口が横行していました。
最近は少なくなってきていますが、未だに散見されます。
又、介護というものが社会に興味を持たれてから、テレビ等のメディアに取り上げられることも多くなってきました。そんな取り上げられる介護施設等は、「細心のケアをしている」「改革的な経営」等、業界の先をいっているからこそ取材を受けているはずです。
そんな施設の職員がお客様を「○○ちゃん」と呼んでいる姿がテレビで流れるから驚愕である。
と言いつつも、私自身だって気を抜くとタメ口を利いてしまいそうになる時があります。これは反省すべき点。
ある心理学者先生の受け売りですが、
・お世話をする立場の人間はお世話されている人間よりも上の存在と考えてしまう傾向にある
・お世話が必要な人に対し「可哀そうだ」というような感情が湧くと言葉が崩れやすい
のだそうだ。
もしかしたら、介護現場は言葉が崩れやすい環境にあるのかもしれません。

②エレベーター内での振る舞い
お客様と職員が一緒にエレベーターに乗るという状況は多々あると思います。
この前気になったのが、エレベーターを降りる時、職員さんが先にさっさと降りて、扉を手で押さえるのかと思いきや、振り向きもせず行ってしまったのを見かけました。
又、エレベーターにお客様が乗っているのに、扉を開けて外にいる職員と仕事の話をしているのを見た時には唖然としましたね。そんな事は降りて話せと言いたかったです。
こういった振る舞いは、そこにお客様がいないのと同じ認識を職員の皆さんが持っているから起こりうるのでしょう。職員本位の業務になっているということですね。
こういったことは、基本的な姿勢だと思うのですが・・・。

③お客様の前で職員同士が仕事とは関係ない話をしている
これはサービス業では考えられないですよね。
自分が行く飲食店やホテルで、そこのスタッフさん同士が自分の前でぺちゃくちゃ話をしていたら、どんな気分になるでしょう。
私だったら、そんな店には2度と行きたくありません。
こういったことが結構介護現場ではあるのです。
施設では安全確保の目的で、食堂等にお客様に集まっていただくことが多くあります。集まっていただく対象は、お一人で歩くと転ぶ可能性が高い方ですとか、認知症を患っている方等です。
お客様が集まってる中、職員同士が「昨日は○○に行ってきた」等、仕事とは全く関係ない話をしていることがあるのです。
そんな無駄な時間があるのなら、仕事しろと言いたくなる時があります。
介護施設での業務はチームプレーなので、職員同士のコミュニケーションは必要ですが、それとこれとは違います。職員同士でおしゃべりする時間があったら、少しの時間でも良いので、天気の良い時は外気浴に行ったり、歩行訓練をしたり、お話するだけでもいい。その方が間違いなくADLの向上に繋がるはずです。

④なぜ悪い接遇マナーが改善されないのか
色々と悪い事例をられるしてきましたが、接遇マナーをしっかりと身につけて介護業務に従事している方も多くいます。私も見本にしたいなあを思う人が沢山いるのです。
でも、介護現場には接遇マナーを身につけていない人も多くいるのが現実。
改善されない大きな理由は、上司がしっかりと教育と指導をしていないことだと思います。
昔と違って、最近の若い方々は、兄弟も少なく、ご近所付き合いもなく、学校でも厳しく指導されないことが多くなってきているので、社会生活に対するスキルが低い人がいます。
特に新卒で入社してきたような若い人たちは、接遇マナーを身につけていないのは当たり前だと思います。
企業は、組織の上司先輩は、そんな若い人たちに教育する義務があるのですが、そこがおざなりになっているように感じます。
そして、現場での業務をしっかりと自分の目でみて、指導すべきところはその都度指導していく上司や先輩が少ない。
接遇マナーを身につけていない職員も悪いですが、そこを教育指導できていない上司や企業はもっと悪いですね。

⑤最後に
このような話をしていると、「介護業界は給料が安いから、課題のある人が働いていても仕方がない」という趣旨のことを仰る人もいます。
私はそれは反対だと思います。
介護職員の質が低いので、社会の中で介護職の地位が上がらず、誰でもできる仕事と認識されているため、賃金が上がらないのです。
「介護」というものをしっかりと学問レベルに引き上げていくことと同時に、介護現場の質を上げていかないことには、賃金は追いついてきません。

介護業界の質向上はまだまだなのかな・・・。









Twitter プロフィール
日本がこれから迎える「超高齢化社会」。 国は、地域は、市民は、企業は何ができるか、どう繋がっていくか。考え、交流できたらと思います。
メッセージ

名前
メール
本文