YKBの介護改革 ~介護業界をより良くするために~

介護業界を少しでも良くしていきたいと考える、自費介護サービス「YKB株式会社」代表のブログです。

介護

~ I live my own life ~
人生を自分らしく生きる

私たちは、高齢者や、障がい・ご病気をお持ちの
介護の必要な方に充実した生活を、
そして、そのご家族の皆様にも、
充実した生活を送っていただくために、
お手伝いをさせていただきます。

介護現場が大変な理由

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。




pixta_13616056_S「介護という仕事は大変な仕事」

一般的な介護職へのイメージはこんなところでしょうか。

介護はやりがいのある、素晴らしい仕事だと私は思います。

しかし、キツイ仕事であるというのも事実。
これは隠し様のないことです。

では、何故、介護の仕事は大変なのでしょうか。




身体介助等の肉体労働だから。
認知症ケア等、コミュニケーションに疲れるから。
職員同士のコミュニケーションが取れていないから。
働く事業所の運営方針についていけなくなったから。
等々。
これは、介護職員が離職する理由の高順位を占める内容です。

以上の離職理由に繋がる原因、私は、職員数が絶対的に足らないということにつきると考えます。

今回は、職員数を増やすための財源等の確保に関することは、横に置いておきます。

どれくらい職員が少ないか。
私が長く勤めていた介護付き有料老人ホームを例に挙げます。


①夜勤の辛さ

介護付き有料老人ホームに限らず、夜勤の場合、約20~25名の入居者を1名で対応するというのが平均的な業務量だと思います。

夜勤業務は夕方から翌日の朝までという勤務時間が多いと思いますが、この間に、夕食介助・口腔ケア・就寝介助・夜間の見守り・夜間の排泄介助・起床介助・朝食介助を行います。

入居者への介助の合間に、選択や施設の関節業務をこなします。

私が思うに、一番大変なのが起床介助。
朝食の時間に間に合うように、入居者の排泄介助と着替えを済ませなくてはいけません。
これ、一人に係る時間が10分~15分程度。(入居者の介護量にもよります)
20人の介護の必要な方の起床介助をするには、1人15分計算で4時間かかるということになります。

介護職員の皆様からすれば当たり前のことかもしれませんが、施設の内情を知らない人には「そんなに時間がかかるのか」と驚かれる方もいるのではないでしょうか。

朝8時の朝食の時間に入居者全てを間に合わせるには、4時から行動することになりますね。


②日中の業務の多さ

夜勤の辛さは①に記載したとおりですが、日中ももちろん業務量は多くあります。

朝食・昼食・夕食の食事準備から介助、その他、入浴介助、レクリェーション、清掃、洗濯、等々。
やらなければならないことが沢山あります。

その間に、入居者からの要望を対応したり、ケアプランに組んである、お一人お一人に対して個別のケアを提供したり、正直、休憩時間もろくに取れない時があります。


③どうすれば解消できるか

大変だ大変だと言ってばかりでは、何も解決できません。
私も介護付き有料老人ホームの管理者をしていたころは、対入居者の介助時間は削れないので、間接業務をいかに削ることができるか、職員の導線を考え、いかに効率よく業務を進めるか、日々考えていました。

でも、正直なところ、無理です。

対人援助の仕事で、生産性を高めることは難しいです。
仮に高めることができるとしたら、機械化でしょう。
介護ロボットの普及から、見守りや排泄介助、食事やバイタル測定等、ロボットで対応できることが増えれば、配置職員は少なくてすむようになりますね。

介護ロボットの普及以外の解消法はといえば、「職員数を増やす」につきると思います。

ただ、事業運営は介護報酬の減額から、厳しい状況が続いている事業所も多くあります。
その様な経営状況で、職員数を増やすのは、現実的ではありません。


④まとめ
介護業界の収益構造の根幹から変えていかなくては、事業所の収益改善には繋がらず、介護職員を多く雇い入れることには至りません。

すこし脱線しますが、施設が最大の収入を得る状態というのは、ベッドが埋まることで、その入居者全員が要介護5の場合です。
以前から問題視されていますが、施設で入居者への介護をすることによって、自立度が上がり、その入居者の介護度が下がると、施設の収入が減ってしまうのです。
介護の目的は「自立支援」なのに・・・。
自治体によっては、介護度が改善された際の加算をつけているところもありますが、まだまだ全国区の内容にはなっていないのが現状です。

介護業界の収益構造を変えることができないのであれば、やはり、ロボットが打開策なのかもしれませんね。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)

介護職に必要なスキル

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

ブログ更新をサボってしまい、1か月以上間が空いてしまいました・・・。

いかんいかんと思いつつ、今回は介護職に必要なスキルについて書かせていただこうと思います。

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介護職
に必要なスキルとは


みなさんは、先ず何を思い浮かべたでしょうか。
介護技術でしょうか。声かけの方法でしょうか。医学等の知識でしょうか。

介護をするには、身体介助はつきものです。
入・排泄・移乗・食事等々、介護技術等の習熟はとても重要な一つです。

そして声かけ方法。
認知症介護には、上手い声かけが重要になります。
高齢者の訴えやお話を否定することなく、お話を合わせたり、聞き上手に徹したり。
声かけ方法一つで、高齢者の精神状態を左右させることになります。
以前、「〜 声掛け ~ 介護職として必要なこと②」にも声かけの重要性について詳しく書かせていただいています。

介護職は高齢者の命を預かる、とても大変な仕事です。
その方の持病等を把握し、介護者としてするべきこととしてはいけないことを、しっかり把握しなければ、間違った介護をしてしまうことになります。
命に関わることなので、とても重要なことかもしれません。

では、私が介護職に一番必要なスキル言わさせていただきますと、それは、
             「人間力」
につきると思います。

技術・知識は勿論必要。
でも、勉強すれば誰でも習得できるものでもあります。

この人間力というものは、意識して高めていかないと、身につかないものです。

この人間力というものが高いということは、特別なことではありません。
当たり前のことを当たり前に、そして、非常識な考えや行動をしないというだけです。
人間力が高い人は、
「今日も排泄介助ばかりで・・・。」とぼやくことはないでしょう。
「さっきも言ったでしょ!」等、認知症をお持ちの方に、厳しく訂正するようなこともないでしょう。
そして、高齢者に対して、所謂「タメ口」をきくこともありません。

介護現場では、知識技術の高い人が、仕事の出来る人と評価されがちです。
それが間違っているとは言いません。
でもその前に、高齢者を思いやる気持ちや優しさがあっての知識技術でしょう。

当たり前のことが当たり前でないのが、この業界なのですね。

と、愚痴ばかりではいけないので、次回は「人間力」の高め方を書かせていただこうと思います。



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〜 声掛け ~ 介護職として必要なこと②

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


私は本屋が好きで、仕事の合間や行き来の際によく寄ります。
小説がや自己啓発本が好きですが、やはり仕事柄、医療介護関係の書棚には足が向いてしまします。

介護関係の書棚には、「声掛け」に関する本が本当に多いと感じます。

ということは、それだけニーズがあるということですよね。

そんなに、声掛けに悩んでいるのかと、個人的に少々疑問を感じています。

認知症高齢者だから特別な声掛け方法があるとは思えません。

他者と話をする際、相手の話を需要すれば受けが良いし、反対意見等反発すれば受けが悪い。
極端ですが概ね当てはまると思います。

認知症をお持ちの方との会話も、まったく一緒です。
その方にはその方の世界があり、その世界の中での出来事を話したり行動に移したりしています。
そんな方に、施設のルールに合わせて返事をしたり、自分の都合で返事をしたりすれば、相手は反発するのは当たり前です。

簡単に言えば、相手の話に乗ることが重要なのではないでしょうか。

相手の世界に乗っかって、「今この方は、何がしたくて何を訴えたいのか。」「今この方は、どこに行きたくて行動に移しているのか。」をできるだけ理解し、合わせることができるかどうかが、介護職としての力量です。

介護施設の中に入り、よく見聞きするのが、「あぶないから座っててください。」ですとか、物忘れのある方が部屋から物がなくなった泥棒がいるのではという訴えに、「泥棒なんていませんよ!」と返事をしていたり、お手洗いに行きたいと訴えた方に、「さっき行きましたよ。」と返事をしていたり・・・。
介護職として0点。
聞いていてこっちまで気が滅入ってしまします。

共同生活だから個人にかまっていられないのもわかる。
忙しいからゆっくりお話を聞けないのもわかる。

でも、それがぞんざいな返事をしていい理由にはなりません。

他者を尊重し、愛をもって接すること、そして会話で他者を否定しないことが、介護職として必要で重要なスキルですね。



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介護施設での「見守り」について

みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


介護施設で働いていたことのある方は、「見守り」という仕事を経験していると思います。
歩行不安定なお客様や、認知症を患っている方々を、言葉そのまま「見守り」をする時間です。

その手法は、食堂や多目的ホールにお客様を複数名集め、職員数名(数名といっても、1名がほとんど)でお客様の安全確保をします。

私は、その見守りの時間を見ることで、その施設のレベルが分かると考えています。

現在の仕事柄、様々な施設に入ることがあります。

その見守りの時間の使い方がとても雑な場合、怒りをとおりこして飽きれることもしばしば。

お客様がそこにいるのに、職員同士で仕事の話をしている。
仕事の話ならまだしも、仕事終わりに飲みに行く話しなども聞くことがある。

介護施設の業務はとても忙しいです。
職員同士で仕事の話をする時間を確保することもままならないことがあります。
だからといって、「お客様の前で話をしてよい」ということには繋がりません。

そのような介護職員さん達は、そこにいるお客様をどのように思っているのでしょうか。
自分たちの話の内容はわからないとでも思っているのでしょうか、認知症だからよいと思っているのでしょうか。
本当に怒りを感じます。
その様な考えをする人が、本当によいケアができるとは思えません。

対人援助を仕事とする中で、相手を思う心が無くなっては、その人はその職で給料をもらってはいけないのではないのかな。

自分の親を預けた施設で、そのような会話が自分の親の前でされていたら、どのように思うのでしょうかね。

その「見守り」の時間を、お客様に向き合い、お客様とのスペースとバックヤード(職員スペース)をしっかりと分けている施設は、よいケアが出来ていると思います。
(これが全てでは無いですが・・・)

そこには法人や企業の方針があり、その施設の管理者の考えがある。
その様な考えが浸透していれば、新人教育も行き届き、間違えを正す空気が出来上がります。
ここまでくれば、その施設は素晴らしい職員が育つ、そして、お客様にとってもよい施設となるでしょう。

そして、職員同士が注意しあえる環境づくり。

介護業界を盛り立てるには、介護保険制度始め、介護技術等、国を挙げての政策に意見を言えるほどの業界として地位を確保するだけでなく、現場単位のレベルアップも必要。

介護職の皆さん、自分の仕事の役割というものを、今一度再考し、より良い職場環境を築いていきましょう!

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)


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2025年には介護職30万人不足・・・

みなさま、こんばんは。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。


厚労省の推計によると、2025年の介護職の必要数は約250万人必要であるが、現状の処遇改善策等では、220万人までの伸びにとどまり、約30万人不足するとのこと。

【YAHOOニュースの記事はこちらから】


2~3年前から、介護職を2025年までに100万人増やさなくてはいけないという数字は出されていましたが、現場での実感からすると、介護職を目指す人は減ってきているかなあと感じています。

介護職を増やし、継続して就業してもらうには、
①利益を大きく上げている事業所はしっかりと賃金アップをする
②職場環境をよくする
当たり前のことですが、この2点を各事業所が努力するしかないと思っています。

国政での取り組みをいくら推し進めても、各事業所の姿勢次第で、良い取り組みも浸透しませんからね。

また、メディアも、「介護現場の実態」や「老老介護の・・・」等の特集が多く、これがネガティブキャンペーンの一角をになっていると考えます。
確かに実態を知ってもらうのも必要と思いますが、厳しい現状を知ることにより、「よし自分が介護職になって、業界を良くするぞ!」と思い進む人は少ないのではないかな。

実態を知ってもらうこととは別に、もっと、輝いている介護職員や現場にスポットをあて(一部雑誌では取り組んでくれていますが)、特集してもらいたいものです。


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