みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

今回はユマニチュードについて。

一昨日のNHKスペシャル「認知症800万人時代 認知症を食い止めろ」でも紹介されていました。

ユマニチュードとは、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいた技法で、
「人とは何か」「ケアをする人とは何か」を問う哲学と、それに基づく150を超える実践技術から
成り立っています。

内容は、たぶん介護職の人からすると、至極当たり前のこと。
・目を見て話す
・抑制をしない
・声のかけ方
・触れる技術
などなど・・・。

再確認という意味で、一度学ばれることも良いかもしれません。

このユマニチュードについて、批判まではいかないにしろ、厳しい意見を言う介護職員さんを
散見します。
又、ブログ等でも拝見します。

どのような意見が多いかというと、
「こんなことは、介護現場でいつもやっていること。」
「今更、新しい手法として紹介しなくても良いのでは。」
「このケア方策について、医療職の人が勧めていることに違和感を感じる。」
「介護現場では、もっと凄い対処法がある!」
等です。

よーく分かります。
現場では、高齢者一人一人に対し、個別ケアを提供しています。
一人一人対応方法が違うのですから、様々な事例がありますよね。

では、介護業界で当たり前のケア方針である「ユマニチュード」が、何故注目を浴びているの
でしょうか。

それは、発信力の違いではないかと思います。

ケアというものは正解が無く、日々、介護職員はアドリブでこなしていることが多いはずです。
例えば、「認知症で、暴言暴力の周辺症状がでている高齢者に対してのケア」に答えはあり
ません。
その方の人生経験からも、周辺症状が出ている理由からも、ケアの方針は変わってくるのです
から。
この様に、確固たる答えが無い「介護」というものと、医療と大きな違いがあるのでしょう。
遅れと言っても良いかもしれません。(歴史が違うから当たり前ですが・・・。)

発信力が弱い理由の一つに、介護が学問として成り立っていないことがあると思います。

介護学というものを確立すること、医療との連携(この連携は法律や現場でのことではなく、学問
として、医療と介護が一緒に研究を進めていくということ)を、今後迎える超高齢化社会に向け、
推進していきたいですね。

介護学というものが出来れば、介護職の専門性が高まり、業界の底上げにも繋がるはず。
(もちろん賃金のアップにも。)

介護保険法が2000年に施行され14年目を迎えます。
今は、変革期なのかもしれません。

(文中の意見や言葉は、筆者の個人的見解です)

ユマニチュード入門