みなさま、おはようございます。

自費介護サービスYKB代表の吉田です。

この本は、母の介護を通じて介護職と関わることになった著者が、ヘルパー2級を取得し、特別養護老人ホームで働いた経験をまとめた、ノンフィクションです。

著者が初めて目の当たりにした、ヘルパー実習での現場。資格取得後の職場での様々な経験。とにかく驚いたようです。
介護をされている方であれば、一度は感じたことあるであろう「喪失感」「虚無感」。著者の素直な気持ちが書かれています。

文末に書かれていた内容を引用させていただきます。


『なぜ、これほどに介護現場に問題が多いのかを、改めて考えてみた。とてもシンプルな答が出た。
当たり前のことを、当たり前にやっていないからだ。財政難を理由に、無理やり不自然な形に押し込めようと しているからだ。
びっくりするようなハードワークを低賃金でやらせて、働く人が集まるわけがない。将来が見えない職場に、若い人が定着するわけがない。長期休暇が取れないのが普通なんて、あっていいわけがない。
当たり前のことが、当たり前にやられていない。覚悟を決め、こうした不自然なことを一つ一つ解決していけば、介護現場にも必ず光がさすはず。』


私も同感です。

介護は素晴らしい仕事と思います。やりがいもあります。しかし、以前より言われている「3K」であることは間違いありません。
引用分にも記載されていますが、財政難を理由に介護報酬が上げられることなくきています。
この業界は、介護職の善意に頼っているのです。

介護従事者が全て素晴らしい職員とは言いません。

しかし、目の前の高齢者が困っている姿をみると、一緒に働いている仲間のつらそうな姿をみると、自分も辛いのに、給料も上がらないのに、辞めずに頑張っている職員が多いのです。
そして、心折れて去っていく方もいるのです。

介護業界はこれが当たり前・・・とあきらめている方、一読を勧めます。

一人一人が考え行動しなければ・・・。